酵素ダイエットと酵母ダイエットの違いを覚えよう

「酵素」とは、細胞によって作られ、体の中で起こる化学反応や代謝を助けるはたらきをします。植物や動物、人間にとって酵素は生命を維持するために必要不可欠です。
一方、「酵母」は古くからパンやビールの製造に利用されてきました。

酵素と酵母の違いを説明します。

酵素とは

酵素は、生き物の細胞内で作られ、消化や呼吸など生体の中で行われる化学反応すべてに関わる化合物の総称です。タンパク質のみ、もしくは複合タンパク質からできています。

酵素には数種類あり、胃の中にある胃液、その他の臓器にも消化酵素といわれる酵素が存在し、必要なときに必要な酵素が合成されるようにできています。

人が生きていくために必要な、呼吸や体を動かすこと、食べものの消化や吸収などの活動は酵素の働きなしでは成立しません。また、酒や味噌の醸造にも利用されています。

酵素が含まれている食品

酵素が含まれている食材は、野菜や果物、肉類、魚介類などほとんどです。ただし、酵素は熱に弱く、約42~70℃で破壊されてしまうので注意が必要です。

  • 生の野菜・・・レタス、にんじん、セロリ、キャベツ、トマト、きゅうり、大根など
  • 果物・・・キウイ、バナナ、りんごなど
  • 発酵食品・・・味噌、しょうゆ、納豆、キムチ、漬物、麹など

酵母

酵母は、酵母菌とも言われ、糖分を分解してアルコール発酵を行う微生物です。また香りの成分も作りだし、酒の醸造やパンの製造に利用されています。

酵母には、ビール酵母、ぶどう酒酵母、パン酵母などさまざまな種類があり、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維など栄養素を豊富に含みます。

酵母を含んでいる食品

酵母は幅広く利用され、私たちの身近な食品として知られています。

清酒、焼酎、ビール、ワインなどの酒類。味噌、醤油、酢などの発酵調味料。

ヨーグルト、チーズなどの乳製品。パン、クッキーなど。

酵素ダイエット

酵素には体内で作られる消化酵素と代謝酵素、食事から取り入れる食物酵素があります。酵素が不足すると、脂肪が燃焼しにくくなり太りやすい体質になります。

酵素を豊富に含む食事を積極的にとることで、消化酵素が無駄に使われることなく脂肪を燃焼するので、ダイエット効果があるのです。

ただし消化酵素であるリパーゼが脂肪を分解しても、そのあとに適度な運動などをしなければ、ダイエット効果は得られません。すなわち、酵素だけを取り入れてもダイエット効果は無いということです。
 

酵素を多く含む食品をダイエットに取り入れる 

普段の食事のなかで、酵素を多く含む生野菜や果物、納豆、漬物などの発酵食品をどれだけ積極的に取り入れていますか?

酵素を含む含まないに関わらず、食品胃で消化されるため酵素を食物から補うことは難しいのです。食物酵素は、食物の栄養を強化したり、風味を増したり、消化をしやすくするなどといった働きがあり、体内の酵素の活性化に役立ち、健康的な体づくりにつながるとも考えられます。

野菜や果物などの発酵食品は、酵素以外にもビタミンやミネラル、食物繊維なども多く含み、腸内環境を整えるはたらきをします。腸内環境が整うと便秘が解消され、ぽっこりお腹がなくなるなど、目に見えるダイエット効果が期待できます。ダイエットの結果が目に見えるとうれしいですよね。

酵母ダイエットのメカニズム

酵母菌は食べ過ぎた糖分を体内で分解し、糖質の吸収を抑えてくれる働きがあるため、酵母を取り入れた食事法は効果的なダイエットにつながります。酵母そのものに、豊富な栄養が含まれているので、栄養を補いながら健康的なダイエットができるのです。

酵母をうまく利用したダイエット

酵母にはさまざまな種類があります。ビール酵母は原料となる麦のアミノ酸、ビタミン、ミネラルなどを多く含み、ビールを作る過程で酵母は増えます。ビール酵母には消化機能を助けるはたらきや、乳酸菌などの有用菌を増やすはたらきもあります。またビタミン群は、体の中で作られる酵素の生成を助けてくれます。

腸内環境が悪くなると、増えた有害菌が食べ物を脂肪に変えて体の中に溜めていくことがわかっています。腸の中の有用菌を増やして、腸内環境を整えて、ダイエットしやすい体づくりをすることに役立ちます。

酵母を含む食品である納豆や味噌、ヨーグルトなどを積極的に食事に取り入れるように、食生活を見直しましょう。

酵素ダイエット、酵母ダイエットを始めたい人へ

酵素や酵母を利用したダイエットを始めたい人は、まず自分の食生活を見直すところから始めましょう。

酵素や酵母を利用したダイエットは、とりあえずやろうとか、早くダイエットの結果を求めている人には向きません。

日頃の食事から、酵素や酵母を積極的に取り入れて、バランスのよい食生活を心がけることが大切なのです。